
CHAPTER Ⅰ
いま起きていること
こんなことは起きていませんか
どれか一つでも心当たりがあれば、数字の見え方に手を入れる余地があります。
- 月々の在庫の増減は、利益に反映されていますか
- 会議に出す数字は、集まる前に揃っていますか
- 日報や記録を始めて、続かなくなったことはありませんか
- 原価に、労務費だけでなく経費も入っていますか
- いまの価格は、固定費を回収できていますか
記録が続かなくなるのは、集める側の負担が大きくなるからです。人ではなく、集める範囲の決め方の問題です。まずそこから決めます。

CHAPTER Ⅱ
三つの段階
見える化、考える化、行動化
当社は3つの段階で考えます。数字を出すところで終わらせないための順序です。
見える化
現場で起きていることを、数字と事実で捉えられるようにします。何を数えるかを決めるところからです。
考える化
その数字をもとに、現場と経営が自分たちで考えられるようにします。正しいかどうかは、この段階では問いません。
行動化
考えたことが行動に変わり、続くようにします。ここまで来てはじめて、数字を見た意味が出ます。
その前に、どこへ行くのかを決める
何を数えるかは、どこへ行きたいかで決まります。行き先が決まっていると、集める項目を絞れます。
会社が向かう先がまだ言葉になっていない場合は、そこから一緒に整理します。ビジョン策定支援として承っているのは、この工程です。数字の話より先に来ることもあります。

CHAPTER Ⅲ
どう進めるか
進め方
いまどこまで数字が揃っているかで、始める場所が変わります。まず現状を見せていただいてから決めます。
- お問い合わせ
いま何にお困りかを伺うところからです。資料のご用意は要りません。 - 現状のヒアリング
お手元にある資料を拝見します。月々の数字が揃っている会社と、これから決める会社とでは、始める場所が変わります。 - 見える化
何を数えるかを決めて、実績を集めます。ここが決まっていない会社は少なくありません。集まりはじめるまでに時間がかかります。 - 考える化
前の月と、予算と、部門ごとに比べます。比べてはじめて数字は問いに変わります。会議の場で、増えた理由と減った理由を話します。 - 行動化
分析を根拠に予算を組み、誰がいつまでに何をするかを決めます。ここまで来てはじめて、数字を見た意味が出ます。
すぐに効くものではありません。実績が貯まる前に予算を立てても、根拠のない数字になります。急がないほうが、結果として早く回りはじめます。
支援のかたち(一例)
ある会社に入る場合の、組み立て方の一例です。これが決まった内容というわけではありません。会社の状態によって、必要なものも、始める場所も変わります。全部を一度にやるものでもありません。
| やること | 中身 | 出ていただく方 | どのくらい |
|---|---|---|---|
| 社長ミーティング | 経営理念・行動指針の策定/ビジョンの構築/お金と人の課題の確認 | 社長 | 月1回・2時間 |
| 経営会議 | 財務報告(明細・資金繰り表)/重要な現場データの確認/営業と人の話し合い | 社長・役員・経理部門長 | 月1回・1時間 |
| プロジェクトミーティング | 財務報告/アクションプランの報告/現場データの報告 | 社長・プロジェクトメンバー | 月1回・3時間 |
| 合宿 | 3C分析から SWOT分析へ、そこからアクションプランを導き出します | 社長・プロジェクトメンバー | 年1回・7時間 |
| 議事録の作成 | 面談のあと、メールでお送りします | — | 面談ごと |
| 随時相談 | お急ぎのときは電話・メールで承ります | 社長・プロジェクトメンバー | 随時 |
| 経営理念の発表会 | 経営理念・行動指針の発表/アクションプランの発表 | 全社員 | 半期に1回・3時間 |
| 社員との個別面談 | 抱えている課題を伺い、個別のご相談に応じます | 全社員 | 随時 |
数字を並べるだけでは、行動は変わりません。話す場をつくり、そこで数字を見て、次の一手を決めるところまでが仕事です。上の並びが会議体ばかりなのは、そのためです。
料金は、内容と規模によって変わります。個別にお見積りいたします。
誰が対応するか
当社
見える化の設計と、会議体の立ち上げを担います。代表の矢地が、管理会計コンサルタントとして担当します。
中小企業診断士
経営戦略の面から関わります。
税理士
コンサルティングの中で税務に関わる論点が出たとき、専門家として関わります。
当社の代表と、組んでいる中小企業診断士・税理士は、いずれも管理会計コンサルタント協会(MACA)に所属しています。
ご契約とご請求は当社が行います。お引き受けするのは管理会計コンサルティングで、税務代理・税務書類の作成・税務相談は含みません。これらは税理士の独占業務です。必要になったときは税理士におつなぎします。

CHAPTER Ⅳ
何が残るか
相談すると、何が残るか
手元に残るものを挙げます。どこから始めるかは、いま何が揃っているかによって変わります。全部を一度に作るものではありません。
経営理念と行動指針
社長に30分お話を伺うところから始めます。何のために経営をしているのか、どんな会社でありたいのか。ここが決まっていないと、数字を見る基準も決まりません。
ビジョンシート
1年後、3年後、5年後、10年後。売上と利益だけでなく、拠点、ビジネスモデル、人と組織、理想のお客さままで、数字と言葉の両方で置きます。
お金の流れの一覧
月々の試算表から、資金がどう入ってどう出ていくかを一枚にまとめます。利益が出ているのに現金が残らない、という状態の理由が見えます。
現場の数字の並べ方
何を数えるかを、部門ごとに決めます。仕入、製造、営業、店舗、経理。会社によって数えるべきものが違うので、ここは一緒に決めます。
原価の見方
製造業の場合です。まず製品ごとの限界利益から入ります。どの製品がどれだけ利益を残しているかが見えると、力を入れる先が変わります。
よくあるご質問
顧問税理士がいますが、それでも必要ですか?
役割が違います。決算や申告は顧問の先生が担われます。管理会計はそれとは別に、いま動いている数字を見て、次の判断に使うためのものです。顧問の先生とぶつかるものではなく、揃っている数字があるほど進めやすくなります。
何から始めることになりますか?
いまお持ちの資料を見せていただくところからです。すでに月々の数字が揃っている会社と、これから決める会社とでは、始める場所が変わります。
どのくらいの期間がかかりますか?
現状によって変わるため、個別にご相談ください。ひとつ言えるのは、実績が貯まる前に予算を立てても根拠のない数字になる、ということです。集めるところを飛ばさないほうが、結果として早く回りはじめます。
採用・企業ブランディングとは、どう違いますか?
見えるようにする対象が違うだけで、進め方は同じです。こちらは数字を、採用・企業ブランディングは理念と想いを、見える化して、考える化して、行動化します。両方に関わることもあります。
伴走サポートとは、どう違いますか?
こちらは何を数えるかを決め、会議体を立ち上げるところまでを担います。立ち上がったあとの定例の運用は、伴走サポートでお引き受けします。
訪問での打ち合わせは可能ですか?
オンラインのほか、訪問でも対応します。訪問は富山県を拠点に、全国どこでも対応します。遠方の場合は交通費を別途申し受けますが、まずはご相談ください。
決算書などの資料は、いつお送りすればよいですか?
お問い合わせの時点では、資料をお送りいただく必要はありません。まずは現状をお聞かせください。
お問い合わせフォームでは、決算書などの財務資料をお受け取りしておりません。フォームの内容はメールとして送られるためです。拝見する必要が出てきた段階で、受け渡しの方法を個別にご相談させてください。